逆反り日記
| 2005年3月25日 |
レバースイッチの怪 その2 |
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センターのトーンを絞っておいてゆっくりレバーを動かすとセンターがトーンポットにショート(短絡)する瞬間が音でわかりますよね?このタイミングがスイッチによって微妙に違う(誤差がある)のです。 普通はセンターピックアップが選択されたのと同時にセンタートーンが効くようになりますが、スイッチの個体差によりリア→センターへの切り替わりの間際には、A:センタートーンへショートしないうちにセンターの音が出てしまう、B:センターの音が出ないうちにセンタートーンにショートしてしまう、という2種類の結果が現れるのです。Aの場合はハーフトーンでレバーがリア寄りの時、こもっていない明るいトーンが出る、Bの場合はリア単独なのにトーンが効いた音が出ます。 注意深く聴くとセンタートーンが10であってもこの音の差は分ります。つまりこれが先のお客様が言った「ハーフトーンで2種類の音が出る」なのです。何故そうなるかというと、電気信号がトーンポットに行っている時、トーンを10にしていても高音域のシグナルのある程度はトーンポットを通ってアースに逃げているのです。 つまりトーンが10なのと、トーンへ繋がっていないのとはイコールではないのです。当然ながらトーンへ繋がっていない状態ではロスが無いので音は最もブライトですし、わずかに音量も上がります。(この現象のその日の出現率は少なくとも3本に1本以上の割合でしたが別な日では5本に1本くらいでした。) 普通のストラトタイプの3ピックアップのギターで伝統的なストラト配線になっている場合、2回路3接点のレバースイッチの片側の回路をピックアップの選択、もう一方をフロントとセンターのトーンポットへの選択に使用していて、それぞれの回路の共通の端子同士は結ばれています。 機械的には一枚の絶縁板の両面に配置された端子の間を同軸上に設けられたブラシがスライドして動くのですが、三つの端子への接触は必ずしも同期していないのです。ただ、バネでクリックする仕掛けがあって普通に動かせば正しく接触する位置にカチっと止まるので途中の状態の音には気付かないだけなのです。 この日の検品では5wayのスイッチの商品でチェックしましたが3wayでも結果は同じと予測します。クリック(ノッチ)の数が多いだけで回路上は3Wayも5Wayも同じだからです。輸入のレバースイッチには何社かメーカーがありますが店に帰ってから調べたところ、どの製品でもこの現象が起きるようです。(国産品の場合は不明) |
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